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上田義彦 『林檎の木』

¥1,540($9.74)

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写真家 上田義彦が、あるとき偶然に出会った、林檎の木。

一瞬で目を奪われ、車窓から衝動的に撮影した後、「また撮りたい」という強い想いが残ったという林檎の木を、数年後、上田は同じ村を訪れ、同じ季節に、再び撮影しました。そして、その木は、その村で一番古い林檎の木だったと言います。

8×10のカメラ越しに「眼が歓び」、「身体全体に歓びがわきあがった」という撮影時から、ぎゅっと縮小されたサイズのイメージには、生命力を放つ林檎の赤い実の反射や、その充満する光の中でシャッターを切った瞬間の「親密な距離」が感じられます。

そこには、生命力や、その木が経て来た歳月、そしてそこに出会えたという上田の高揚した気分までもが、林檎の木という被写体を通して、写しとられていることでしょう。

デザイナー葛西薫による、しなやかな造本デザインも、なつかしさとあたらしさをたたえています。

親密で、風通し良く、手の平にすっとなじむような一冊です。 (2025年9月 第2版)

─出版社説明文より─

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