-
『GALAPA』 富澤大輔
¥1,500
タイトルの由来は、ドラえもんの最終話を描くことなく、藤子・F・不二雄さん が1996年に亡くなった際の最後の巻末のタイトルがガラパ星から来た男(The Man From Planet Galapa)」から来ています。 終わりを迎えることなく、永遠となったドラえもん。それは現在も未来も日常が続いてゆく幸せについてリンクしていると思います。 何かすることや誰かに対して意味を付けたり、求めたりせずに、ただ目の前で起きていることを撮り続け束となったこの写真集。劇的なストーリーや、演出もありませんが、それは固執した優しさや作業的な記録とは違い、この世界を宮澤さんがこれでもかというほど、毎秒新鮮に面白がりながら生きていること。その目覚ましいほど純粋な心が、私達のすぐ側にもまだ見ぬ世界があることへ気づかされます。期待と、普遍的な幸せに満ちるような素敵な写真集です。 サイン入り 27cm×21cm 112P
-
『The Second Seeing』Ryu Ika
¥5,500
インパクトのあるミラー紙で出来た表紙をめくると、内モンゴル自治区、エジプト、日本、フランスで撮影された写真群が入り混じり、衝突しあい、異様に高いテンションを維持しながら、息つく暇もなく最後まで貫かれています。撮っている物もパンチ力のあるものばかりで、更に編集では原色、コントラスト、フラッシュなど、エッジが効いていて、まるで異世界なようで、リアリティも持ち合わせている力強い写真集です。印刷方法では、紙を折り曲げたまま出力しており、彼女の撮った後のアウトプットにも、未知なる世界(自分自身について)への探究心が伺えます。 赤々舎 ソフトカバー 292 pages 29.7 x 22.3 cm
-
『測量|山 』吉田志穂
¥5,440
SOLD OUT
ネットでの画像検索、Googleマップ上で仮想空間上でリサーチし、また実際に現地へ趣き撮影を試みるなど、複合的に組み合わせた撮影プロセスを経て、山を探究(測量)していった実験的な 写真集。写真を見ているのかイメージを見ているのか、存在するのかしないのか、色んな感覚が行き来する、まるで体験型の写真集です。 200x297mm | 128頁 | コデックス装+ビニールカバー
-
『都市の肌理 touch of the urban skin』川村恵理
¥4,400
都市のひっそりとした息遣いを、独特の目線で撮影された写真集。人と同じように、都市もまた変わりながら二度と戻れぬ姿を今見せていることに気付かされます。ビルにさす光や影、エスカレーターの手すりやコンクリート。一見無機質で冷たいそれらを、作家である川村さんが撮った写真には、独特な情緒を感じます。例えば、アスファルトに現れた歪な形を持った光を映した写真。これはおそらく隣にあるビルのガラスが反射して道に差した光の残像だとすれば、いつかビルが古くなり取り壊されてしまうと二度と見れない光です。繊細に、そして丁寧に映し出された都市の表情から、都市の呼吸を感じる素敵な写真集です。 240 × 190 mm 頁数80頁 掲載作品40点製本ソフトカバー edition300
-
『IF YOU'VE SEEN IT ALL, CLOSE YOUR EYES』ココ・キャピタン
¥6,600
スペイン人フォトグラファー、アーティストのココ・キャピタン(Coco Capitán)の作品集。作者が10年間に渡って自身のノートに手書きで綴ったテキスト作品から抜粋、編纂されている。作者は常に思いの丈をノートに書き留めてきており、2010年にロンドンに着いたその日から今日までの日々も、撮影のために海外を旅した時も、作者が書くテキストはその自由で直感的な創作プロセスに洞察力を与えた。遊び心溢れる格言や短詩は、ユーモアや皮肉のヒントを伴い物事の核心に目を向けさせる。機知に富んだトーンや唯一無二のテイストを持つ作者が書き記した、社会的かつ隠喩的であり感傷的な瞬間を、初めてのテキストベースの本をもって世に共有することで、作者は自身が持つ真面目さと平凡さを掛け合わす。 hardcover 320 pages 130 x 185 mm black and white 2019
-
『COLORFUL』内田亘
¥2,200
「脳にゴミと判断された物が、後から見ると新鮮で 非常に興味深い形をしていることが稀にある。 出力を繰り返すことで自分の中から偶然出てくる その見知らぬ新しい形こそ、描きたい形だったんだと気がつく。」 「COLORFUL」は画家 内田 亘の第一作目の作品集として刊行されました。 活動拠点であるドイツでのコロナ禍中、活動を大幅に制限された日々の中で描き溜めた小さなスケッチを、拡大・再構成して塗り絵のように仕立てています。虚構と現実が入り混じるシュールな世界観、動物などのモチーフのユーモラスな表情、そして色を持たない簡潔な線画のタッチが、私たちの記憶のどこかにある、知っているけど忘れてしまったいつかの風景と響きあいます サイズ:A5縦変形 (w148xh200mm) PUR製本ソフトカバー 208P(全ページモノクロオンデマンド印刷)
-
「Petalopolis ぺタロポリス」新納 翔
¥4,950
「Another Side」「PEELING CITY」など現代都市とそこに暮らす人間の有様を表現してきた写真家新納翔による写真集。縦構図による都市写真の新境地を開拓した作品群で構成し、それらを「MEGALOPOLIS」の先にあるもの、GIGA、TERAよりもさらに大きな単位である「PETA」と合わせた造語「PETALOPOLIS」として総括しています。 限定500部 本文A4サイズ フルカラー64P 糸かがりっぱなし綴じ製本 著者によるテキスト収録 通常盤
-
『Ocean Flame』フェン・リー
¥8,800
写真家Feng Li(フェン・リ)は中国では"Free Pig(自由な豚)"という名前で知られています。名前とこの黒いハードカバーに赤い字で書かれた264ページの本のインパクトの通り、彼が撮る写真には強烈な衝撃をもっているため、めくるたびにうちのめられるような快感があります。海外でも写真をとってきた彼が、中国本土で初のレジデンスプログラムに参加し、滞在生活の制作として記録されたこの写真集。まさか三週間という短い時間で撮られたものとは思えないほどの熱量、そして一枚一枚ノックアウトされるようなパンチ力をもった写真に圧倒されます。 判型270 × 210 mm頁数264頁製本ハードカバー発行年2021
-
『111 l』藤田はるか
¥1,760
SOLD OUT
宇宙のとある惑星の大気中に水蒸気の存在が確認されたことから、「もしかしたら宇宙でも雪が降るかもしれない」という現実ともフィクションとも取れる想像の物語に端を発し造られた写真集です。タイトルとなる「111Ⅰ」は、水蒸気の確認された惑星が地球からおよそ111光年先にあるらしいことから付けられており、花火や雪、氷などの抽象的な写真が散りばめられています。現代では温暖化と経済、そこに加えウィルスの問題などを抱えていますが、写真を通して想像することで今世と全く関係の無い、宇宙の惑星へと写真によって旅に行けてしまうーそんな人間が持つ想像力に希望を見出せるよう素敵な写真集です。 210mm×297mm 40ページ
-
『Typology for Traces of Gable Roofs 切妻屋根の痕跡のための類型学』三宅章介
¥3,300
切妻屋根とは、隣接していた建物の外壁に刻印されたのことを言います。本書は京都在住の作家、三宅さんが古い歴史のある街が刻々と変化してゆく中で出現する切妻屋根を記録した写真集となっています。ひび割れ、煤けた色合い、周囲の看板など、ひとつとして同じものがない人の営みを刻印した化石のそれ。中にはなぜここに?と不思議な位置に窓が出現するものもあります。 「痕跡は風雨にさらされ、時の流れのなかで磨耗していくだろう。新たな建物が建てば視界から消える。やがては痕跡を印した壁面も解体され、人々の記憶からも跡形なく消え去るにちがいない。」と三宅さんが言ってるように、いつしか消えゆく歴史を記録し、永遠に残すことは写真ならではの表現方法であり、また超芸術トマソンの世界も表してる一冊です。 Size: 182 mm × 257 mm Page:128 pages Binding:Softcover
-
『どこへ行っても犬と猫』安彦幸枝
¥1,430
SOLD OUT
TRANSITなどの雑誌をはじめ、書籍や広告などのために、国内外の風景や人、食べ物を中心に撮影している安彦さんがライフワークにしているのは世界の犬と猫の写真を撮ること。本書では、膨大に撮影された写真の中から、世界20カ国のユーモラスな、犬と猫の姿をセレクト。世界中の何処に居ても自然に溶け込むその姿は、側に居る人や、旅人、そして写真集を見る人を癒します。世界の何処かで今日も人と寄り添いながら佇む動物達。その姿を通していつもと違った目線で色んな国の生活を想像させてくれる素敵な写真集です。 判型:A5変形判 商品形態:単行本 ページ数:112
-
『庭猫』安彦幸枝
¥1,540
SOLD OUT
庭の常駐猫、アフとサブ。ある日振り返ると、網戸に張り付いていた。「ご飯はまだか」。その日を境に、毎日欠かさず張り付くようになり…。家で飼う猫と庭に住み着いた猫、飼い主の日常。家族と猫たちの、ちょっと奇妙でせつない写真集。自由気ままな猫達が魅せる、二度と無いような瞬間を逃すことなく撮られている写真たち。びっくりしたり、ほっこりしたり、庭猫を通して季節を感じたりと、ありのまま撮られた写真には猫がもつ魅力がそのまま詰まった一冊となっています。 B5判変型(225mm×195mm)/ソフトカバー/ 84 Pages (Full color)
-
『庭猫スンスンと家猫くまの日日』安彦幸枝
¥1,540
SOLD OUT
「野良猫」という言葉はよく耳にすると思いますが、「庭猫」というのは聞いたこともない人も多いのでは無いのでしょうか。庭猫とは庭に自由気ままに常駐している猫のことです。 本書では庭猫と家猫、その幸せと命にそっと寄り添いながら撮られた写真集となっています。外でたくましく生きる猫と家の中で暮らす猫、どちらが幸せかは、猫にしかわかりません。外での生活が長い猫を、人間の想像や解釈で家の生活を強いることが猫にとっていいことなのかわからない著者は、庭猫のボロボロの猫スンスンと、家猫の、くま。どちらの生き方も尊重し、ときには地域の人たちと協力しながら、大切に命を見守り続けます。その交流は、今、失われつつある大切なものに気づかせてくれます。写真に添えられた安彦さんのシンプルな言葉にぐっとくる優しくて時々クスッと笑ってしまう写真集です。 A5判 112頁 フルカラー
-
『ゴールドはパープルを愛してる』山崎美弥子
¥4,180
アーティスト・山崎美弥子がキャンバスに描く「千年後の未来」は、作家本人が幼少期に体験し垣間見た世界であり、それは彼女が絵を描く上での永遠のテーマでもあります。 ハワイのモロカロで描かれた海と空、花、虹などの絵の作品を集めた作家のインスタグラムの画像と写真を連動させた全128 ページにわたるこの作品集は、鑑賞する方が時空を越えた千年後の世界に誘われるようであるのと同時に、その色彩豊かに広がる世界が、目の前のやさしい風景と滲みゆく、かけがえのない一瞬を捉えたものです。それは、生きとし生けるものたちが、時空を超えてふたたび出逢う未来を、ひとときの安らぎと共に私たちに想像させてくれることでしょう。 169mm × 169mm Page:128 pages Binding:Hardcover
-
『TO THE ANTARCTIC』ジェイミー・ホークスワース
¥8,800
イギリス人フォトグラファー、Jamie Hawkesworth(ジェイミー・ホークスワース)の作品集。2020年に南極大陸の発見からちょうど200年が経ったことを記念し、作者がウォール・ストリート・ジャーナルマガジンに寄稿した作品をまとめた一冊。我々が目にすることのない凍てつくような異世界の風景を畏敬の念を込めて捉えた50枚の写真を収録。 「(...)南極の風景は氷の広大なコレクションである。深い青から鮮やかなターコイズまで、1,000色の青と100色の白で覆われている。時期によっては、1日中太陽が沈まないこともあれば、昇らないこともある。何万匹ものペンギンの群れや、氷に声を反響させて歌うザトウクジラが暮らす南極には、我々が住むこの地にはまだまだ縁のない異質な集落が存在する。(...)」 2021年 H248mm x W298mm x D15mm ハードカバー 96ページ Self published
-
『THE ADVENTURES OF GUILLE AND BELINDA AND THE ENIGMATIC MEANING OF THEIR DREAMS』アレッサンドラ・サンギネッティ
¥12,100
SOLD OUT
アメリカ人フォトグラファー、アレッサンドラ・サンギネッティ(Alessandra Sanguinetti)の作品集。アルゼンチンの田舎に暮らす2人のいとこ、ベリンダとギエルミーナが子供から少女へ、そして大人の女性へと変わっていく日々を20年以上に渡って撮り続けた、作者の代表作。子供時代に特有の儀式を通じて自分達の周りの世界を探求し、役を取り換えっこし、作者のカメラのために演じたり、無意識のうちに撮られたりしている2人の間に深い心のつながりがあることは疑いようもない。思春期の始まりを迎えつつある彼女達が遊びの世界と現実が交差するところで行うゲームには、2人の切実な夢と欲望の重みが込められているようである。伝統的に男性優位なアルゼンチンのカウボーイと農民の世界に暮らす女性や少女の生活を撮った本作は、あらゆる神話の枠組みを問い直し、普段は誰かの目に留まることもない人々の生活を賞賛する。『The Adventures of Guille and Belinda(ギールとベリンダの冒険)』は、日常と幻想的で素晴らしい瞬間が密接に絡み合いながら、静謐な詩情あふれる田舎で過ごす子供時代のポートレイトを織りなしている。
-
『Somersault』レイモンド・ミークス
¥6,600
SOLD OUT
自分の娘が成人し、もうすぐ家を出ること触発された作者は、繊細さと揺るぎなさを同時に感じさせる風景を通じて、我々の暮らす場所が持つ遠心力と、この力がどのようにして私たちを引き留め、遠ざけ、私たちの元へ戻ってくるのかについて考察した。これらの写真の中では雑木林が庭に取って代わり、家々は積み重ねられた枕木の上に乗っている。また電話線と線路は、世界という荒野を歩いていくために私たちが作り上げたネットワークを示唆している。この家庭的な風景の中に時折顔を出す娘のポートレイトには、大人になったばかりの時期に特有の内省的な心情や好奇心が写し出されている一方で、被写体の意識という究極の謎への敬意が感じられる。前作『ciprian honey cathedral』の成果を受けた今回の写真集は、「家」と、薄明りの中に消えゆくにつれて益々力強くなる、私たちを家に結び付けている「絆」についての簡潔で詩的な考察になっている。 「父と娘の関係、理解することができない思春期を受容すること、若さに伴う自信をテーマにした夜明けの歌…。名作」― Artdoc 「希望に溢れ、深いメランコリーが影を落とし、皮肉は微塵も感じさせないミークスの写真は、詩的に表現された人生の賛歌です」― British Journal of Photography ― ディストリビューター説明文より 判型245 × 170 mm 頁数72頁製本 ハードカバー発行年2021 言語英語
-
『MABEL, BETTY』BETTE by Yelena Yemchuk
¥8,250
同じタイトルを掲げた一連のイメージと映像作品の中で女性たちは2つの世界の間の境界として機能している。作者は、この作品を通じて実在する身体あるいは自己と社会を写し出す理想化された空間としての典型的な女性像の意味を解き明かそうとした。中でも変化や危機、自己の喪失といった瞬間に注目し、50名以上という多数の女性のポートレイトとしてこれらを表現した。綿密な計算に基づいて選んだ場所で、親近感と奇妙さを同時に感じさせる小道具を使って撮影が行われた。夢から覚めた直後のぼんやりとした瞬間、パラレルユニバースが交差する場所、夢と覚醒の間の空虚な空間に落ち込んだ時の動揺と混乱を作者は再現し、写真として残す。タイトルの「メイベル」「ベティー」「ベット」は作者が作り出した架空の女性。 softcover 148 pages 230 x 290 mm color limited edition of 500 copies 2021
-
『MATERIAL』Jet Swan
¥6,050
公的なことと私的なことの関係性を探りながら、内なる暗い心理的空間を表したストリート・ポートレート。即席のスタジオスペースを通じて3年間で得た一般の人々との関わりがまとめられています。作者は、スタジオを行き交う人々によって育まれ維持されているその公的なアイデンティティと、暗くて親密な写真空間とのバランスを取っています。その中で、私的かつ触覚的に表現された身体のイメージと、よくある演出されたポートレイトというものの限界を避けた写真とを対比し、構成されています。詩人のレイチェル・アレン(Rachael Allen)によるテキストも収録。 hardcover 160 pages 190 x 242 mm color, black and white 2021
-
『ACCRA/LONDON: A RETROSPECTIVE』James Barnor
¥5,280
1950年代初頭、写真家のバーナーは、ガーナ共和国の南海岸にポートレートスタジオEver Youngを設立しました。作風が人気を呼び、それに後押しされる形で、彼は当時のガーナ社会を象徴する人物たちを幅広く撮影するようになりました。その被写体は、スタイリッシュな大学生など無名の人物から、後にガーナ初代大統領となったクワメ・エンクルマやボクサーのジンジャー・ニヤーク(Ginger Nyarku)など当時の要人たちまで多岐に渡ります。1957年には、ガーナ独立記念式典に出席し、後にアメリカ大統領となるリチャード・ニクソンを撮影しています。時代の変化を創る人々を捉えたこの写真集は特に、アフリカ脱植民地化の流れを捉えた60年代の作品群はパワフルなポートレイトで目を惹かれます。 softcover 240 pages 200 x 250 mm black and white 2021
-
『STABLE VICES』Joanna Piotrowska
¥7,150
SOLD OUT
ポーランド人アーティスト、ジョアンナ・ピオトロヴスカ(Joanna Piotrowska)の作品集。3つのシリーズ作品が収録されています。そこに存在しない正体不明の相手と戦う1人の女性(またはその様子を再現した)、家具や毛布を使って家の中の一画に作られたなんとも危なっかしいシェルター、人間のために作られた檻やそれに類するものをテーマに、特定のコミュニティや動物、そして彼らが住む環境を比較し、類似性を見出す実験。全ての写真とシリーズの裏には問題定義が潜んでおり、被写体の身体はちぎれそうになるほど肉体の持つ力を使って表現されており、そこに無い物を表現している様子はまるでコンテンポラリーのダンスの一瞬を切り取ったかのような写真です。
-
『TOUCHING』Lina Scheynius
¥9,900
スウェーデン人フォトグラファー、リナ・シェイニウス(Lina Scheynius)の作品集。作者は身体やフィルムを「露出」させ、何度も重ね合わせています。古代彫刻は、作者と自身の身体が生む生き生きとした対話の出発点であり、有機的なものと鉱物的なものとの間にある機微な重なりを作者のユニークな視点がここで露わにしています。この未発表のシリーズは、何世紀にもわたって受け継がれてきた芸術を現代的な視点によって呼び起こしています。 hardcover 88 pages 250 x 380 mm color, black and white limited edition of 1,000 copies 2021
-
『MARTIN MARGIELA AT LAFAYETTE ANTICIPATIONS』Martin Margiela
¥8,800
SOLD OUT
パリのギャラリー、ラファイエット・アンティシパシオン(Lafayette Anticipations)で2021年10月から開催された「 MARTIN MARGIELA(マルタン・マルジェラ)」展の展覧会図録。創設者のマルタン・マルジェラ本人が全面的に監修し、展覧会の作品制作の全行程が350ページにわたって詳細に記録されています。展覧会で披露された作品図版に加え、マルジェラ自身が制作中に撮影したいわゆる「メイキング」写真が交互に配置されており、どんな時もオーディエンスの度肝を抜く方法を知っているマルジェラらしく、本書にはいくつものサプライズが用意され、さながらワークショップのようでもあるこの一冊の中に収録されているテキストは、マルジェラ作品を分脈の中で読み解き、作品1つ1つの側面をより深く理解する助けとなる貴重な一冊です。
-
『CINQUE VIAGGI (1990-98)』Guido Guidi
¥10,450
イタリア・チェゼーナ出身のフォトグラファー、グイド・グイディ(Guido Guidi)の作品集。1990年から1998年の間にミラノとその周辺を5回訪れて撮影し、経済的・社会的な大変化を遂げた1つの都市とその周辺地域をつぶさに見つめた作品集。この作品で作者はイタリアの大都市に目を向け、19世紀から20世紀にかけてミラノを様変わりさせたドラマチックな社会的・経済的変化を記録した。脱工業化の最初の兆候の合間に、農村分明の名残や都市拡大の痕跡がしっかりと残っている。未発表のものが大半を占める110点の大判の作品は、人々が日常を営む空間に幾重にも積み重なっている社会的・建築的な歴史の層を見せてくれる。近年のイタリアの歩みとその将来に馳せる想いを驚くほど繊細な感性で描き出した1冊。コラード・ベニーニ、アントネッロ・フロンジア、ロベルタ・ヴァトルタによるエッセイを収録。 hardcover 152 pages 300 x 300 mm color, black and white 2021
テキストを入力してください