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『Saul Leiter: In Stillness』井津由美子
¥4,950
SOLD OUT
商業写真から身をき、80歳で世界中の注目を浴びることになってからも、2013 年にこの世を去るまで自分の生活を変えることなく、最も愛する場所であるニューヨーク・イーストヴィレッジのアパートメント兼アトリエで淡々と日常を送ったソール・ライター。親交のあった写真家・井津由美子がライターが亡くなって3週間後に撮影したアトリエ内部、そして2018年から2019年にかけてライターが残した遺品を撮影した作品や、残された、未現像のfilmや絵画と共に構成されています。この写真集に関わってるたくさんの人のソール・ライターへの敬意と、井津由美子さんの写真家としての冷静な眼差しによって生み出された本作には、通俗的な富や名声より、自分にとって幸せとは何か、を真摯に問い続けたソールの魂に通じる美が映し出されています。 300 × 220 mm 120頁 ハードカバー 2020 英語、日本語
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『 NEW SKIN-SIGNED』細倉真弓
¥7,700
softcover with Japanese fold 72 pages 300 x 300 mm black and metallic tone 2020
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『 KUMO/雲 』 横浪修
¥7,260
SOLD OUT
個にフォーカスするのではなく、集団性、匿名性を研ぎ澄ました写真達を見ると、その圧倒的かつ独特な美しさに驚き感動します。社会や文化によって生まれた均一化と類似性は、社会構造における視覚的なメタファーとして、集団が個々の行動よりも強度を持ちうるということを表しています。
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『 YOU COULD AT LEAST PRETEND TO LIKE YELLOW 』 Katrien De Blauwer
¥7,040
ベルギー人コラージュアーティスト、カトリアン・デ・ブラウワー(Katrien De Blauwer)の作品集。全作品、実寸大で印刷されております。新聞の切り抜き、メモ用紙、ポストカード、遠くの景色、それらが女性のヌード写真と組み合わさることで、肉体的記憶と共に、精神や心理的な部分を揺さぶる感覚があります。作者はあえて好きではない黄色を選んでペイントしており、それは社会的階級、道徳、性的タブーなど社会的・政治的な物議を醸し出す問題に対してへの関心や好奇心の存在にも見えます。
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『border | korea』菱田雄介
¥5,940
軍事境界線によって分けられた、北朝鮮と韓国の二つの国。それぞれの国で撮った写真を並置することで、新たな表現を試みています。何も知らずに見ると、どちらの国の人達も顔だちも似ていて、とても美しくフレッシュに写されており、明確な違いに気付くことは難しいです。朝がきて、赤ん坊が泣けば母があやす、子供は学校に、大人は働きに出る。それぐらい同じなのに、全く異なった文化の違いや歴史があること。それは「ある日」決められたことであるということ。その運命の不思議さや、されど変わることのない人の美しさなど、新しい観点で歴史を考えさせてくれる写真集となっています。 282×225㎜|120ページ |上製本(クロス装) デザイン:加藤勝也+金晃平 用紙(本文):ガルバスCoC 120.5kg
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『Elnias Forest/エリナスの森』津田直
¥6,050
SOLD OUT
バルト海に面する美しい小国、リトアニアでは”エリナス”という言葉があります。意味は神や自然、森の中に生きづく霊的なものー…九本に枝分かれした角を二本持つ鹿など、かなり漠然としているものです。作者は4年に亘って”エリナス”をキーワドに、リトアニアの受け継がれ続ける伝統と共に、国土のおよそ3分の1が緑に覆われた森の中で生きる人達を撮影しております。日本の神社の起源は自然信仰と言われていますが、リトアニアも共通している部分があり、本作品を通してエリナスの森で時間を超越した「何か」は、私達が本来持っている物を研ぎ澄まし、漂わせてくれる力があると思います。 出版社:handpicked 刊行年:2018年 title: Elnias Forest publisher:handpicked publication Date:2018
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『 ORANGE GROVE 』 Roe Ethridge
¥3,080
たった8枚で構成されたこの一冊。初めは人間の手が生み出した物が、荒廃によってオレンジたち自らの力によって腐敗してゆき、形を変えてゆく自然の姿に様々な思考を巡らせます。作者はこの作品以降、作者は16世紀ヨーロッパの寓意的な静物画「ヴァニタス」を現代的に解釈したイメージを繰り返し制作するようになります。
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『赤い糸』米澤純子
¥3,300
上田義彦さんがこの写真集に向けて 帯に紹介文として書いた文章をお借りします。 「久しぶりにまなざしの優しい写真に 触れて嬉しい思いをしました。 ありふれた毎日の風景の中に 捜しあてたほんの小さな優しい事どもを 丁寧に拾い上げて紡いだ写真。 ともすれば写真においての 他社とは違うという自己表現の為だけの 過剰なけだるさ、あやうさ、 鬱的表現(そんなにあなたの見える 世界は悲しいのですか)をしがちな この頃の写真にうんざりしている中で、 小さな生きものや小さな景色の中に 確かに生きているという実感を見つけよう とする写真家のまなざしに 私は共感したのでした。」 判型:253 × 284 mm 頁数:80頁 製本:ハードカバー 監修:上田義彦 発行年:2014
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『済州島』べー・ビョンウ
¥5,280
SOLD OUT
まるで知らない惑星のど真ん中で1人、目を覚ましたかのように。それが海であること、空であること、石であることは分かっているのに、此処が何処だかわからないまま。 自然が生み出す広大な美しさに圧倒されながら 真っ白な地平線を歩き続けます。 四季との出逢いがあり ここが地球だったことにやっと気づき始めた頃には 島を全く新しい視点で捉え直してることでしょう。 しかし未だにそこには誰もおらず、自分1人だけなのです。 これは1人という単体の宇宙の中で起こる、長い旅の終わりと始まりです。 Format:A4判変型 Size:260mm×295mm Pages:128(104Pages in Color) Binding:ハードカバー
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『LOOKING THROUGH』ホンマタカシ
¥6,490
SOLD OUT
旅行した時に、その土地の建築物の中に入り、窓から景色を眺めると、「もし自分が此処で生まれて生きていたら」というトリップをしませんか。初めて見る景色なのに、とても懐かしい不思議な気持ちになって、傷だらけのドアノブや、軋んで割れかけている窓枠までもが、自分にとって馴染み深い物へと繋がりを感じる時。建築という存在のおかげで、その土地が自分を受け入れてくれたような、そんな心ごと旅をさせてくれていることに気づかされます。この写真集は、その旅のひと時の、思いを巡らせる楽しさに関わっている写真集だと思います。 softcover 192 pages 220 x 300 mm color 2019
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『A DIARY - HASSELBLAD AWARD 2019』森山 大道
¥8,250
SOLD OUT
2019年ハッセルブラッド財団国際写真賞受賞を記念し、ヨーテボリ・ハッセルブラッドセンターでの展覧会「A Diary」開催にあわせて制作されたカタログです。「A Diary(日記)」というタイトルは毎日のように撮り続けてきた写真による旅に言及しており、初期の作品から収録しており、贅沢な一冊です。また、作者の写真が長期に渡って幅広い影響を及ぼしてきたことを実証するために、サンドラ・フィリップス(Sandra Phillips)による作品の概観と分析に加え、サイモン・ベーカー(Simon Baker)、マーク・ホルボーン(Mark Holborn)、エルベ・シャンデス(Hervé Chandès)、ニック・ローズ(Nick Rhodes)、石内都など、作者が長いキャリアの中で出会い共に仕事をしてきた人々によるテキストを収録しております。4 hardcover 250 pages 251 x 305 mm color, black and white 2020
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『ESCAPE』 箕輪麻紀子/MAKIKO MINOWA
¥2,000
雑誌、広告、書籍装画などを中心に活躍中のイラストレーター、箕輪麻紀子による作品集。 本作には、ボルボ240、キャデラックエルドラド、日産パオ、ダットサンフェアレディ、トヨタクラウンなど、名車から大衆車まで、古今東西の車のある風景を描いた作品を収録しています。 ---------------------------------------------------------- 免許をとったばかりの18歳の夏、父親の車を借りて、友人たちと夜の海へ向かった。砂浜で花火に興じ、車の中で語らいながら、朝日が昇るのを待った。水平線が光に照らされたとき、少しだけ自分が大人になった気がした。 20世紀、大衆車の普及によって私たちの日常は大きく変化した。それは、私たちを時刻表から解放し(来るかどうかわからないバスを待ったり、電車の出発時間に併せて行動を制約されることもない)、身体能力を超えた移動を可能にした(まだ見ぬ景色を求めて、何十倍もの速さで)。 “It helps me from being alone late at night” “I’ve got the world, got the turnpike” from “Roadrunner” by Jonathan Richman 車という力強い相棒が可能にしてくれたのは、“ここ”からのエスケープ。その気になれば、どこへでも行ける。ミラー越しに、通り過ぎた風景を見やる。置いてきた過去の自分を振りほどくように、アクセルを踏む。 箕輪麻紀子が描いた様々な国や時代の車のある風景は、人と車のいくつもの物語を想起させる。彼らはどこへ行くのか、どこから戻って来たのか。ぴかぴかに磨かれた車もあれば、走れば十分、とでもいうようなボロボロの車もある。定められた行き先を持たず彷徨ったり、夜中に恋人のもとへ超特急で駆け付けたり、自由を手に入れた男たちもいれば、自分の意志とは関係なく変わっていく車窓の景色を不満気に眺める少女もいる。 今日では、AIの技術を利用した自動運転システムが実用化に向けて進められ、さらに空飛ぶ自動車の研究も進んでいるという。私たちが自分でハンドルを握る自動車の時代は終わりに近づいている。それが現実のものとなれば、車と私たちの関係は今とは全く違ったものになるのだろう。ここに描かれたような“車のある風景”が記憶や物語の中を住処にするようになるのは、そんなに遠いことではないのかもしれない。 ELVIS PRESS (あとがきより) ---------------------------------------------------------- 148mm × 210mm 60 pages, hardcover, offset print 1st Edition of 1000 Publication date: October 2018
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『DRAWINGS 』西淑/Shuku Nishi
¥1,760
SOLD OUT
書籍の装丁や広告、雑誌などで幅広く活躍中のイラストレーター、西淑による作品集。 本作は、2016年に京都の珈琲店miepump(現在は鳥取に移転)で開催されたドローイング展の作品を1冊にまとめたもの。アンティークの詩集のページに、西淑がドローイングを施したシリーズ。元々印刷されている活字を陰影や柄に見立て、新たな息を吹き込んだ作品群。 表紙はゴールドの箔押しを施し、ミシン綴じで仕上げています。 18.2cm×11.5cm 56P 限定700部
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『SCHOOLGIRL COMPLEX 2006-2015』青山裕企
¥3,030
学校では制服を着るということが規則で決められており、みんなと同じであること、個を縛るものとして存在していたモチーフなのに、作家の青山さんの撮る制服は、その年の身体の美しさを制服が引き立てていて、思わず見惚れてしまいます。ポーズなどは誰かに怒られない放課後の彼女たちのようで、その普段しない有り得ない姿は、淡くありつつも十代ならではのもうすぐではち切れそうな中身の様子を感じさせ、新しくも新鮮な懐かしさを感じさせます。 アートディレクション:川名潤(prigraphics) サイズ:B5判変型(238x182mm)/160ページ/上製本(クロス装) 発行:リブロアルテ 発売日:2015年9月4日
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『光景』川崎祐
¥4,950
アートディレクション:寄藤文平+岡田和奈佳 発行:赤々舎 サイズ:223 mm × 283 mm ページ数:168 pages 上製本
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『Beautiful Escape』Maki Taguchi/田口まき
¥4,180
リブロアルテ発行 A4判・上製・80頁 2017年8月21日発売
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『いちにのさん』きくちさき
¥2,860
SOLD OUT
装丁:サイトヲヒデユキ 印刷:株式会社アイワード 出版社:えほんやるすばんばんするかいしゃ 2014年 第1刷発行 サイズ:15.3x25.7x1cm 24p 表紙:シルクスクリーン印刷 本文:特色4色オフセット印刷(見返しを合わせると特色5色) 背表紙:箔押し(背クロス)
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『Family Regained』Eiki Mori/森栄喜
¥4,950
SOLD OUT
第39回木村伊兵衛賞を受賞した『intimacy』では当時の同性のパートナーとの日常を1年間にわたり撮影した写真集でした。本作品は引き続き自分の性と社会性との繋がりをテーマに制作しており、親しくしている友人、恋人同士、夫婦などの家族に自らも加わり、被写体の暮らす住居や庭先を舞台に、セルフタイマーを用いて撮影。その写真群を、血の色である真っ赤なフィルターを通して見せることで、同時代のいくつもの家族と森の写真という媒介が共振し、多様な形態を持つ今日の家族像が立ち上がってくるような作品となっております。 出版社:ナナロク社 刊行年:2017 サイズ:H215×W306mm フォーマット:ソフトカバー 言語:和文/英文 付属品:スリップケース
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『TOWN』市橋織江
¥4,070
全ての写真がA4サイズに近い大きさで、丁寧に印刷された市橋さんの世界を贅沢に堪能することが出来ます。ページをめくる度に鮮度の高いロードショーを見ているかのようで、見終わった後も、ざわめいているのにとても澄んでいる、心地の良い都市の余韻に浸れます。 仕様:A4判変形(205mm×297mm)/ハードカバー/題簽貼り /138Pages(Full Color)
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『繡』中井菜央
¥4,400
SOLD OUT
近年、SNSではたくさんの自撮りで溢れています。それらは他人から見られた場合の自分というフィルターを通した人々の姿だと思います。この写真集はセルフポートレートではありませんが、そういったフィルターを取っ払い、「他人が写した自分」と「自分が写した他人」の未知なる生の眼差しが交差しています。ただ生きている、そのありのままの「個」の強さに、本当の意味で目が離せなくなってしまう写真集です。 アートディレクション:町口景 発行:赤々舎 サイズ:228 mm × 289 mm ページ数:128 上製本
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『おやすみ神たち』谷川俊太郎/川島小鳥
¥2,530
SOLD OUT
装丁:寄藤文平 鈴木千佳子 仕様:A5判変形 上製 オールカラー 176ページ
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『 STAR WARS T-SHIRTS 』 Richard Renaldi
¥4,730
スターウォーズを着ている人を撮った写真を集めた一冊です。スターウォーズが好きなあの人にサプライズでプレゼントしたい一冊
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『ABCかるた ちいさいおじさんのくらし』出口かずみ
¥1,650
SOLD OUT
A〜Zの26枚に、小さいおじいさんの暮らしぶりが垣間見られるかるたです。 アルファベットの勉強になりそうです。 遊び終わったら、小さいおじいさんを探しに出かけてみましょう。 :遊び方: 1.絵のふだを床、または畳にばらばらに広げる。 2.メンバーの中で、読み手を一人選び、読み手になった人が、文字のふだを持つ。 3.読み手は、カタコトで、たどたどしく読むのがコツ。 4.読まれた文のアルファベットの頭文字を考え、それに当たる絵のふだを見つけてとる。 5.より多くとった人が勝ち。 ※一人で遊んでもかまいません。 発売日:2016年 12月17日 ■製作/発売元:えほんやるすばんばんするかいしゃ ■サイズ:12cm×10cm×2.7cm(箱)5.5cm×9.1cm(札) ・箱、説明書付き。 ・絵札、読み札、ともに26枚ずつ入っています(合計52枚)。 ・かるたの紙は、やや薄めです。
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『男子部屋の記録』小野啓
¥2,530
一見、コレクション本のようですが、「写真を撮りたいと思う動機として、今の時代と向き合いたい、そして人間を知りたいという欲求が根底にある」と作家が綴っている通り、ラストの最後のページで作家が作品を通して人と向き合うことで、自分自身とも向き合うキッカケとなり、部屋を通して新しい未来へと続いていく様子に感動します。 ( n ) 2019年5月31日発売 B5変型判 160ページ
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